
「伝統を守り、未来へつなぐ」
北海道小樽市「株式会社深川硝子工芸」
1906年創業 東京都江東区から北海道小樽市に移転した今も環境に配慮した設備の中、手づくりにこだわり続け百十余年、先人より伝承してきた技術を守り後世に伝えていくこと、そして新しい創造への挑戦を続けてながら職人たちは日々ガラスを吹き続けています。
小樽切子-Otaru Kiriko-
「切子」とは色ガラスを被せたグラス等の表面をダイヤモンドの刃でカットし、模様を刻んでいくガラス工芸です。日本国内では江戸切子と薩摩切子が代表的ですが、クリアなガラスに色ガラスを被せた物が一般的です。
一方、「小樽切子」はそれらと違い、色ガラスの上に色ガラスを被せ、そこに文様を刻んでいきます。これによって多くの色の組み合わせを楽しむことが出来、独創性に富んだカットを刻むことで、今までにはない新しいガラスを表現しています。また、硬質ガラスやクリスタルガラスに切子を刻むなど、ガラスの可能性を追求した独自の製品開発を行っているのも特徴です。
