鎌倉ぶどう園

「自然と共存する農業」

愛媛県といえば全国的に「みかん」が有名です。 鎌倉ぶどう園は平成元年に法人化しましたが、法人化以前より、農業を続けられており、みかん・柿・桃などと様々なフルーツを栽培していました。1979年より本格的にぶどう栽培をはじめるため、これまで育てたみかんや桃などの木を全て切って畑の土造りをからはじめました。ぶどう作りを学ぶために岡山県や山梨県などに何度も足を運んだそうです。

「アルギット®ぼかし」

有機質肥料をそのまま施用するとガス等の障害が発生するため、あらかじめ他の場所で混合し、水分を加えて発酵させたものをぼかし肥料というそうです。鎌倉ぶどう園では、ぼかし肥料が生み出す微生物とそれに由来する様々な効果に着目し、毎年、施肥と土作りを同時にできる省力化肥料を造っています。ぼかし肥料に含まれる微生物層を豊かに整えるため、原材料に海藻・米ぬか・骨粉質類・菜種粕・鶏糞などの有機質とゼオライトを混合し、二カ月ほど微生物の増殖を第一に、ぼかし肥料全体の発酵を均一に進めるため毎日撹拌しています。そして自然乾燥のため、微生物や栄養成分が消失しないことがアルギットぼかしの特徴です。収穫後には毎年ぼかし肥料を造りぶどう造りに最適な弱アルカリ性の土造りを行っており、春先から畑には雑草が生い茂り、初夏になると週に一度は草刈りをしなければいけないほどの肥沃土となっています。